見た目のとおり凶暴なメロン熊。

注)メロン熊とは「夕張メロン」と「財政破綻」で有名な、北海道は夕張市の「メロン熊の家」マスコットキャラクターである。

オフィシャルブログまであるではないか!

恐怖のメロン熊
メロン熊オフィシャルブログ by Ameba
https://ameblo.jp/melon-kuma/

 

だがワシにとってヤツは好感が持てる相手。

なぜならいつも、トイレで愛をささやいてくれるから。

ある日、様を足す目線の先に出現したお札。

 

 あいしてるよ、

 ありがと、ワシも💕

 

 

毎日幾度となく繰り返される「愛の交換」

ところがある日気づいてしまったのである。

 

「し」が無いと。

あれ、これって

「あいてるよ」じゃね!?

 

よく見ればヤツの頭上には「只今」という文字。

そしてここはトイレ。

 

もしや、もしや・・・

やっぱりか〜っ!!

 

こちらがヤツの裏の顔です。

 

 

真実が明らかになったというのに「好き」な気持ちはもう消せない。

これが言葉の力、魔法か?、呪いなのか?

 

ワシは娘を毎日「かわいいね〜」と言って育てた。

赤ちゃんというのは無条件に可愛い。

それが自分の子ともなれば、また格別だ。

 

だが、その始まりは「他に言うことがなかった」から。

フガフガした赤子に新米の母が何を話したらいいものか。

 

共通の話題もありませんしねぇ。

 

「かわいいね〜」

ノー・レスポンス

 

ま、そうでしょうな。

 

それが2、3ヶ月もすれば

「かわいいね〜」「ニコリ」となってくる。

 

 赤子の必殺技!!

 

こうなれば「かわいい」が止まらなくなる。

 

繰り返される「かわいいねぇ〜」で自己洗脳。

 

そして今、娘24歳。

いまだに「かわいい」が消え去らない笑

 

そして気がついた。

「かわいいねぇ〜」と娘に言い続けること24年・・・

 

可愛いと口にする時、「トキメキ」が全身に呼び起こされている。

 

なんならワシも可愛いんじゃないか?という勘違いまで起きてくる。

 

体験や感情と紐づいた言葉の意味は、アップデートされることはあっても、失われることがない。

「可愛い」ってなんだっけ?とはならないし、

「かわいいね〜(ワシは可愛く無いけど)」ともならないようだ。

 

数年前、娘と浜辺で相撲をとったら、思いっきり投げ飛ばされた。

布団の上でヤツを転がしまくっていたイメージそのままに挑んだのに、とっくに母より強くなっていた、可愛い娘。

 

こんなに大きくなりました笑