この歳になるとカッとくることはあっても、悩んだり落ち込んだりすることが少なくなってくる。
悩んだって、できないことはできないし、どうにもならないことは、どうにもならないという諦めの境地なのだろうか。
しかし、今朝は久々に嫌な気持ちに蝕まれそうになった。
財布に千円(と小銭)しか入っていない。
ワシは節約とかやりくりが苦手なので、家計はとっくに夫にお任せしている。だから財布の中身はお小遣い、気楽な身分なはずである。
ちなみに日本は「妻が財布の紐を握っているランキング」世界第1位だそう。早々に財布の紐を手放したワシが思うに、日本の女性はなんと有能なのだろうか!
参考:https://president.jp/articles/-/47414
男性優位の社会に見えても実際はそうでもない。世の中の偉い人も、家に帰れば奥さんの尻に敷かれているのかもしれない。
バック トゥ ザ 今朝の話。
普段は財布の中身が少なくともへっちゃらなのだけれど、娘の財布の中身も、おさびし山だということで、すっかりその毒気を浴びてしまった。
「それならワシがお小遣いあげようか」と気前よく言いたい自分がいる。「お金貢げない自分が情けない」ワシはヒモ男の魔術にかけられているのだろうか。
ヒモといえば、以前、海外で妻も子もありながら「プロでヒモやってます」という男性が紹介されていた。ちなみにヒモ活動は奥さん公認で、お相手の女性も「本当に幸せよ💖」と言っていたから、プロ中のプロなヒモ男だ。
彼は掛け持ちで女性を渡り歩き、気分がよくなるよう女性を褒めちぎったり、料理までしてあげてお金をもらっていた。不倫がバレたら一発アウトの日本とどちらが幸福なのだろうかと考えさせられる。
と、話は戻り、貢げない自分を大の字になって悲しんでいたら「財布の中身が千円だからって自分の何が変わるのだろうか」と思い、一瞬で我に返った。
貢ぎたいのに貢げない、
ただ、それだけ。
自分という「存在」にどんな影響を与えられようか。
おさびし山のテーマ見つけた。
子どもの頃は気づかなかったけれど地味に歌詞がかっこいい。